神楽坂を歩いていた。登り坂であった。素面ではなく、ほろ酔いであった。登りきろうしたところで、右側に下る坂の途中に多龍はあった。ひかれて足が進む。金曜日ながら満席である。客がすするように食べる、チャーハンが気になる。お店に入る。席にメニューはない。背中の壁一面に麺料理が向い壁一面にはご飯料理が、札と値段が掲げられている。
すかさず、チャーハン770円を頼む。スープが先に運ばれ、チャーハンもまもなく、運ばれきた。早さは、手際のよさと、上手さの証明だろう。れんげで食べる。
想像はしていたが、旨い。
スープの塩からさも呑んだ後には、身体にしみる。
刻んだチャーシューがれんげを止まらせない。
あっという間に完食である。
盛りがいいので残してしまう人もいるのだろうが、ご安心を。気さくな店員さんが手際よくお持ち帰りにしてくれる。
また、電話予約で持ち帰りもできるようだ。
お店は23時まで。
また再訪しよう。